黒い糸

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天使の頬杖 (30)

天使の頬杖 (30)


♥目次♥

!必読!読まれましたか?★ 

★機上恋シリーズ文庫3冊の帯企画4弾、発送済みです。ご応募ありがとうございましたm(__)m ★

 

 

亮二が耳を澄ます。

「何も聞こえないぞ」
「起きたと思います。見て来て下さい」
「俺がか?」
「他に誰がいるんですか。あなたの可愛い要クンのところに行くのが怖いとか?」
「そう意味じゃない。お前が俺に命令することに呆れているんだ」
「命令はしていません。お願いしただけです。寝顔に話しかけるなら、起きている要クンと話をしたらいかがです?」

チッ、と返事代わりの舌打ちをした亮二がダイニングから出て行った。

「…亮二さん…?」

亮二が自分の寝室に入ると、ベッドの上に要の姿はなく、床にずり落ちた布団の間から声だけが漏れ聞こえてきた。

起きてるなら、食事だ。汗を流してからダイニングに来い」

「…一人で?」

世話を焼いて欲しいというのだろう。

「俺はもうシャワーを浴びた」
「…先生と一緒に?」
「は? ヤツと一緒に入る理由はない」
「…僕と一緒に入る理由もないの?」

亮二の愛情を確認したがっているように聞こえる。

「理由?」
「理由がないと駄目なの? もう浴びたから、僕とは入る理由がないの? ないと入ってくれないの? 僕が一緒に入りたいじゃ駄目なの? …僕が…怖いの…?」

目が覚めた時、忘れていて欲しかったことを、要は覚えていた。

「お前が怖い? 子ども扱いして欲しいのか? だったら、大歓迎だ。俺は子どもの要も大人の要も大好物だ。さっき俺を『亮二さん』と呼んだことのお仕置き込みで、一緒にシャワーを浴びるとするか」

床の上の布団を、亮二が荒々しく捲る。

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この展開は…次は……。大人展開ですかね?by 時枝

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